今までに開催された外傷予防教室の様子

2015年02月8日に開催された「2014年度東海大学トコラボプログラム 中高校生のための災害外傷予防教室」の様子です。

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災害外傷の一次、二次、三次予防
講師:小島善和

前回に引き続き、今回も災害にスポットを当てました。最初に、高校生にとっては耳慣れていない「外傷予防」についての考え方を説明することから始めます。
講演『地震・津波の発生特性と被害特性から外傷予防を考える』
講師:山本吉道
    東海大学工学部土木工学科教授

地震とはどのようなメカニズムで発生するのか、同時に津波のメカニズムについても合わせて説明がされました。地震にも発生場所によって色々なメカニズムがあり、特に東日本大震災を例に挙げたりと、興味深い内容となりました。
講演『地震・津波・浸水災害時の外傷予防に向けて、交通機関を利用する上での注意』
講師:梶田佳孝
    東海大学 工学部土木工学科准教授

東日本大震災では、地震や津波などに大きなスポットが当てられましたが、首都圏では交通網のマヒや、建物構造上の問題が多く指摘されました。そういった大きな災害時に交通機関を利用する際の注意点について説明がされました。自らを守るという点では、これまでと違った観点で学ぶことができました。
講演『あきらめなければ、道は開ける』
講師:石井雅史
    藤沢市みらい創造財団 北京・ロンドンパラリンピック自転車競技(トラック、ロード)日本代表

大きな事故から障害者となって以後、どのようにして社会復帰と競技生活復帰を果たしたのか。障害とどのように付き合っていくのか、海外のライバルたちとの温かい話など、障害があっても道はひらけるという、大変有意義なお話を聞くことができました。
体験実習:First aid(一次救急処置) CPRとPRICE・包帯法
講師:
救命救急センター看護師・看護学生

まずは現役の看護師から講義を受け、引き続き実習に入ります。
人工呼吸や胸部圧迫などの一時救命措置について実技指導を受けました。
AEDは初めての人ではスムーズに扱えないことがあります。いざというときのために使用方法を学んでおくことが大事です。
施設見学:神奈川県総合防災センター
今回は写真がありませんが、神奈川県総合防災センターを訪問し、地震などの自然災害を疑似体験することにより、災害から身を守る術について学習しました。
体験実習:ドクターヘリ 〜 高度救命救急センター(ER)の見学
今回は格納庫内でドクターヘリの見学を行いました。内側の設備や患者の運び方など、実際に搭乗しているフライトナースとパイロットから直接説明を受ける貴重な体験となりました。
続いてERを見学し、どのような設備でどのような治療がなされるのか、ドクターヘリとの連携などについて説明を受けました。
最後に…
今回は東海大学の湘南校舎も会場に使ったため移動時間の長い1日となりましたが、盛りだくさんの講義・実技内容となり、たくさんのことを学ぶことができました。
最後に、本日の外傷予防教室の「修了証」を発行しました。

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