今までに開催された外傷予防教室の様子

2018年9月29日(土)に開催された「高校生のための外傷予防教室」レポートです。約30名の高校生が参加し、座学から実技・見学と多角的な内容となりました。

外傷予防教室の理念と目標
「外傷」という言葉の意味や考え方、外傷を負うということがどういうことなのかなど、外傷と外傷予防教室の目指すもの、そして「4つのちから」について講義が行われました。
外傷を経験された当事者のお話
重度障害者を在宅で雇用するクオールアシスト株式会社の社員から、障害の種類や特徴についての講義に引き続き、実際に交通外傷を負い重度障害者となった在宅社員の実体験についてお話を聞きました。「かわいそうと思わないでほしい」など心を打つ言葉や周囲の人たちへの感謝の想いなどが伝わるお話でした。
外傷のメカニズム、高エネルギー外傷について
日常生活で目の前で起きた交通事故などで外傷負う場面に遭遇することがあります。その時どのようなエネルギーが体に外傷を及ぼすのかなど、リアルな画像を使いながら、医療の最前線で活躍する医師からの講義に高校生たちの関心も高まりました。
現場見学:高度救急救命センター(ER)、ドクターヘリの見学
最近ドラマで話題のドクターヘリの構造や処置室の説明が本物の操縦士や元フライトナースからあり、実際に乗り込んでその広さなどを体感しました。思ったよりも狭く驚いた様子が印象的でした。高度救急救命センターの見学では、実際使用されている処置室での説明があったり、ドクターヘリに積み込む治療器具などの説明を受けるなど、普段見ることのできない医療の現場を目の当たりにしました。
体験実習:一次救命処置(胸部圧迫 AED)、包帯の使い方
外傷負うことで心臓や呼吸が停止することがあります。そんな時スムーズに心肺蘇生行ない、救急隊に引き渡すまでの一連の流れを体験しました。最初は戸惑いながらの流れも、終わるころにはスムーズになり、飲み込みの早さに頼もしさを感じました。その他、包帯の上手な使い方や止血方法、三角巾の正しい使い方など、実務に即した体験学習が行われました。最後に実際の現場を想定したロールプレイングも行われ、緊迫した医療の現場を体験することが出来ました。
最後に…
 
修了証をもらい、みんなで集合写真!今回の経験が色々なところで役に立ってくれることに期待してます。
  • ホーム
  • 外傷予防とは
  • 外傷予防教室
  • 活動紹介
  • Party Iseharaについて
  • リンク

twitter